こんにちは!たみのこです。
今回の記事は移住先を決める7つの基準と3つのポイントについて!
- 移住を検討している人
- 移住先で悩んでいる人
- 移住先を決める基準を知りたい人
のような皆さまに向けた記事となっています!
私たちは、2021年12月から北海道でお試し移住暮らしを送っています。
北海道に来る前は、2020年に東京から埼玉県秩父へ移住し、約1年半の田舎暮らしをしていました。
これまでにも、千葉県南房総市、岡山県倉敷市、北海道浦河町・長沼町・美瑛町・湧別町・美幌町・別海町・池田町・厚真町・壮瞥町・小平町・上士幌町でお試し移住を経験しています。
そんな私たちが移住先の選び方・決め方の7つの基準と3つのポイントについてお話します。
本記事は、私たちが選んだ理由について焦点を当てているので具体例として参考にしてください!
この記事を読めば、あなたの移住先選びの方針が決まること間違いなし!
- 移住先を決める7つの基準は「気候や自然環境」「食と生活費」「仕事」「交通アクセス」「災害リスク」「風習と人」「行政と首長」
- 3つのポイントは「現地に行く」「移住先で何をしたいかを考え、優先順位を決める!」「最後の最後は感覚」
- 移住地を決める事は今後の生き方を決める選択。後悔しない選択を!
いまに至るまでの私たち
まずはじめに、これまで私たちが二人で暮らしてきた場所をお話しましょう。
ざっくりと、
- ~2020年8月:東京都23区内
- 2020年8月~2021年11月:埼玉県秩父地域
- 2021年12月~:北海道お試し移住ライフ
というような経緯になっています。
北海道お試し移住開始前は、東京から埼玉県の西部にある山に囲まれた田舎の秩父に移住し、暮らしていました。
実はすでに一度、地方移住を経験しています。
なぜ秩父から出ようと思ったのか?について詳しい説明はまた別の機会にするとして、私たちは、一度の移住経験と、数回のお試し移住経験があります。
このように、移住した経験と様々な場所に移住するつもりで滞在した経験から、どういう基準で移住先を選べば失敗しにくいのかが見えてきました。
その後の人生を変える「移住」。できる限り失敗したくないですよね……
その選択の基準となる7つの項目と、3つのポイントをこれからお話していきます!
私たちが考える移住先を選ぶ7つの基準
まずは、移住先を選ぶ7つの基準をお話していきます!
- 気候や自然環境
- 食と生活費
- 仕事
- 交通アクセス
- 災害リスク
- 風習と人
- 行政の取り組みと首長
7つの基準にかろうじて納めました!(ちなみに今後アップデートする可能性もありますのでご了承ください)
それでは1つ1つ見ていきましょう!
気候や自然環境
1つ目に挙げるのが「気候や自然環境」です!
- 海の近くがいい、山の近くが良い
- ウィンタースポーツが好きだから雪国、山川のアクティビティがしたい
- 夏の暑さがつらいから涼しいところ、冬の寒さがつらいからあったかいところ
- 晴れの日が多いところ、台風のこない地域
など、どういう気候、どういう自然環境のところに住みたいかは、1つ移住先を選ぶ基準となります。
地域によって、雪が降るか、曇りが多いか、晴れが多いか?など大きく違いますので事前に調べておきましょう。
特に気候は日常生活に密接にかかわってきますから重要です。
食と生活費
2つ目が「食と生活費」です。
食と生活費をまとめたのは、食は食費、つまり生活費に大きく関わるからです。
私たちは、訪問した地域のスーパーマーケットに必ず行くようにしています。
なぜなら、スーパーマーケットに行くことでその地域での食材の相場がわかり、生活費をイメージしやすくなるからです。
また、食の分野ではその地域の特産となるものが自分の好物かどうかも1つの基準となるでしょう。
そのため、スーパーマーケットだけではなく地場産のものが売られている産直センターや道の駅に行くこともおすすめです。
生活費の面では主に以下をチェックすると良いです。
- 家賃相場:地域によって相場が大きく違います
- 上下水道代:地域によって1か月平均で6,000円の差が出ることも
- 冬の暖房代:寒冷地では月に数万円の出費となることも
- ガソリン代:1Lあたり20円以上の差がある場所もあります
住む場所によって、毎月の生活費が万単位で変動します。生活費を抑えたい人は第1に考えると良いかもしれません。
仕事
3つ目が「仕事」です。
場所を選ばずに仕事ができれば関係ないのですが、仕事を持たずに移住する場合、重要になる項目です。
また、新しく農業をしたい、ゲストハウスをしたい、カフェをしたいなど、新たにやりたいことがあって移住する人も、この項目は重視するとよいでしょう。
- 農業であれば「自治体が後押しをしてくれる制度があるか?」
- カフェであれば「起業支援の制度はあるか?競合となるお店はあるかどうか?」
など、地域によって状況が大きく変わってきます。
リモートワークで場所を問わない仕事をしている人以外は、かなり重要かもしれません。
交通アクセス
4つ目が「交通アクセス」です。
主に見るべきは、
- 空港
- 電車やバスの公共交通機関
- 高速道路の入口
への距離です。
これらが近くにあるかどうかで、遠方に行く際の利便性が大きく変わります。
特に仕事などで飛行機に良く乗るといった場合は、空港に近いかどうかは大きなポイントです。
また、老後を見据えると「公共交通機関」が発達している地域が良いでしょう。
免許返納によって車に乗れなくなった場合の「足」があるかないかは、かなり重要なポイントです。
災害リスク
5つ目は「災害リスク」です。
日本は全国どこでも何かしらの災害リスクがある場所です。
地震、津波、豪雨、豪雪、台風、洪水、氾濫、土砂災害など。
まさに災害大国日本です。
どこの地域でも何かしらの災害リスクはあるものの、地域によってどの災害リスクが高いかは違います。
例えば、
- 太平洋側の沿岸は津波のリスクが高いけど、豪雪被害は少ない
- 沖縄は台風リスクが高いけど、地震は少ない
- 北海道の日本海側は豪雪リスクは高いけど、大雨や地震リスクは少ない
などです。
移住検討先にどういった災害リスクがあるのか、きちんと把握しておくことが大切です。
この基準は1つ目に紹介した「気候と環境」とセットで考えると良いでしょう。
マリンスポーツが好きな場合は、海の近くに住みたいという想いがあると思いますが、同時に津波リスクの高い場所の可能性が高いです。
そういった災害リスクを許容しても、その場所に住みたいかどうかは移住先を選ぶ上で大きな判断基準となるでしょう。
ちなみに私たちは「地震・津波リスクがない場所」という条件があります。
風習と人
6つ目が「風習と人」です。
抽象的であり、明文化されていることではないため、移住前に最も判断しづらく、かつ最も失敗の理由となりやすいことになります。
風習や文化、そしてそれらを作り出す人は地域によって大きく異なります。
町内会、自治会、消防団などの組織からゴミ捨ての方法まで。
この組織や風習が自分の価値観と合うかどうかは、そこで生活ができるかにそのまま直結します。
可能な限り、移住前にお試し移住などで体感して知っておくべきでしょう。
同じ市町村の中でも、場所によっても違いますので注意が必要です。
参考までに紹介しておくと、この風習や人における最悪の被害が「村八分」です。
村八分とは、江戸時代から行われている習慣で、村の掟や秩序を破った人や家族に対して、その他の住民全員が申し合わせて縁を切ることを言います。
集落の人全員から嫌がらせ、無視をされつづけるといった地獄のような状態です。
「昔の話」と思う方もいるかと思います。しかし、現代でも起きている事件です。
このようなことにならないためにも、自分がその地域とマッチするかどうかは可能な限り事前に判断しておくべきでしょう。
行政と首長
最後、7つ目が「行政と首長」です。
住みたいと思う地域の行政が、どういう取り組みを行っていて、どういう人が市長・町長・村長として選ばれているのか、ということが1つ基準になります。
行政も首長も、その地域の将来を担う存在です。
住んだ後、その自治体が将来どういう場所になっていくのかは、これからその地で生きる移住者にとっては非常に重要な問題です。
しっかりと市町村のHPを見て、行政の取り組みや首長の経歴、掲げているビジョンを読み込みましょう。
また、実際に気になる自治体の移住担当に連絡を取ってみるとよいでしょう。というより、必ず取りましょう。
担当者とのやり取りから何か得られるものがあるかもしれません。
移住担当者とのやり取りは、移住してからの行政窓口とのやり取りと同じです。その点を踏まえておくと良いのではないでしょうか?
移住先を選ぶ3つのポイント
7つの基準をお話したですが、続いて3つのポイントに移りたいと思います!
3つのポイントは、
- 7つの基準に対してどう向き合うか?
- 最終的にどう決めるのか?
といった、移住先を決める上で踏まえておくべきポイントになります。
そのポイントとは、
- 実際に現地に行く!
- 何が一番重要か?優先順位を決める!
- 最後の最後は感覚に従う!
の3つ!1つ1つ解説していきます。
実際に現地に行く!
まず、「実際に現地に行く」!これは絶対にしてください!
ネットや本などメディアでわかることには限界があります。
実際に行って、見て、感じて、初めてわかることがたくさんあります。
思ったより、生活用品店までの距離が遠くて住みにくい場所だな~
思っていたより、雪が少なくてこれなら全然住めそう!
などなど、その場所に行って初めてわかること感じることがあります。
移住は今後の生きる場所を決める選択です。
必ず一度は現地に行って、その土地を感じてみてください。
移住の目的から優先順位を決める!
2つ目のポイントは「移住の目的から優先順位を決める!」です。
先ほど7つの基準をお伝えしましたが、全てを同じくらい重視してしまうと移住する場所がなくなります。
すべての理想をかなえてくれる場所があることが理想ですが、残念ながら難しいでしょう……
だとすれば、優先順位を決めなければいけません。
- とにかくリスクが低くて、安心できる場所で暮らしたい
- レジャーが第一!あとは気候!
- まずは仕事があるかどうか、それと地域の人との関わりを大事にしたい
など、優先順位は人によって違うでしょう。
そしてそれは、移住の目的によって変わります。
移住先を決める際に「何を目的に移住するのか?」という原点に立ち返って、移住先に求める事の優先順位を決めていきましょう。
家族で移住する場合は、よく話し合って決める必要があります。あとで揉めないように納得いくまで話しましょう。
最後の最後は感覚に従う!
3つ目のポイントは、悩みに悩んで、候補地が複数残ってしまった場合のポイントです。
最後の最後は「感覚」に従いましょう!
もはやポイントと言えるのかも怪しいポイントですいません。
いくら論理的に物事を整理していったところで、最終的にカギになるのは、そこに行ってみたいかどうかの「感覚・感情」だと思います。
移住地の暮らしに対して「ワクワクしているか?」「楽しみで暮らしている時の想像が止まらないか?」といった感覚です。
私たちも北海道に1年以上の長期お試し移住を決めた最後の理由は「北海道での暮らしをしてみたかったから」です。
純粋に楽しみだったし、想像するだけで心が躍りました(笑)
最後の最後は「行きたいところに行く」
これが一番後悔がなく、今後の人生を明るくする「最良の決め方」じゃないかなと思います。
移住先を決めることはこれからの生き方を決めること
今回は、移住先の選び方「7つの基準と3つのポイント」をお話してきました。
最後に再掲しておきますね。
- 気候や自然環境
- 食と生活費
- 仕事
- 交通アクセス
- 災害リスク
- 風習と人
- 行政の取り組みと首長
- 実際に現地に行く!
- 何が一番重要か?優先順位を決める!
- 最後の最後は感覚に従う!
私たちは移住先を決めることは、これからの生き方を決めることだと考えています。
例え、仕事を変えずに行ったとしても、周囲の環境が変わることで生活の仕方は変わります。
仕事も変わるのであれば、なおさらです。
移住をする理由は人それぞれだと思いますが、少なくとも全員今よりも良い未来に向けて新しい地に向かうんだと考えています。
この記事が、その決断の手助けになればうれしいです。
こちらの記事では、私たちがお試し移住先として北海道を選んだ理由を紹介しています。
移住先を決めたという話ではないため、今回の7つの基準に沿った判断をしているわけではありませんが参考になれば幸いです!
それでは!