こんにちは!たみのこ夫婦です。
今回の記事は、北海道東川町の視察訪問記です!
- 東川町がどんな町か知りたい
- 東川町の移住制度・お試し移住制度について知りたい
- 真冬の東川町の様子が気になる
このような皆さまに向けた記事となっています!
東川町には、私たちが2022年2月の約1ヶ月間「美瑛町」で暮らしているときに訪れました。
人口が増加し続けている移住者の多い町として有名な東川。移住界隈ではとても有名な町です。今回、訪問して役場の担当者からお話を聞き、「東川町の何が一体すごいのか」よくわかった気がします。
それでは、実際に訪問して役場の担当者にお話を聞いた経験をもとに、東川町について紹介します!
- 旭川市中心部から車で約22分、旭川空港から車で約13分、町の立地もよく生活面では言うことなし!
- 「適疎な町づくり」という役場の考え方や町づくりの方針が役場の職員や住民に浸透していて関心
東川町の基本情報
町名の由来 | アイヌ語でチュクペッ=忠別=旭川(日が昇る川)の東側に位置していた |
人口 | 8,533人(2022年9月末時点) |
面積 | 247.30k㎡(2020年12月末時点) |
人口密度 | 34.5人/k㎡ |
隣接市町村 | 旭川市、東神楽町、上川町、美瑛町 |
最寄りの空港 | 旭川空港 |
駅・バス | 路線バス、シャトルバス(駅なし) |
道の駅の数 | 1 |
東川町の中心地から旭川空港まで車で約13分。冬の就航率も高い旭川空港に近いことは、実家が本州にある身としては立地だけでも惹かれます…!
東川町の施設
まずは町の施設からご紹介します!住んだら使うようになるかもしれない公共施設を実際に見に行くことは、移住地域の下見でやるべき事の1つ。
私たちが実際に見に行ったところだけの紹介です!
私たちは以下の施設を実際に見てきました!
- 東川町役場
- せんとぴゅあⅠ・Ⅱ (東川町複合交流施設)
- 東川町文化ギャラリー
- 東川町環境改善センター
- 国民柔剣道場錬成館
- 東川町立東川小学校
- 開拓記念羽衣公園
- キャンモアスキービレッジ
- 道の駅 ひがしかわ・道草館
私たちが訪問した際は、まん防が発令中ということもあり、町外の人は入れなかったり閉館中だったり…残念ながら施設の中をあまり見れていません。
それでは、訪問した施設の一部を紹介していきます!
東川町役場
役場の建物には「写真文化首都」と掲げられています。
昔から一つの軸に沿って町づくりがされているんだなと感じます。
私たちはこちらの役場内、税務定住課にて移住相談をしました!移住相談については、後ほど詳しく解説します。
せんとぴゅあⅠ・Ⅱ (東川町複合交流施設)
せんとぴゅあは、図書館や日本語学校、木彫刻や絵画のギャラリー、カフェ、ホール、チャレンジキッチンなどが入った複合施設です。
日本語学校が入っているということもあり、外国の方もたくさん見かけました。ここに来るだけでも国際交流できそうですね。
図書館はとても綺麗で落ち着く空間。写真や木工が有名な町ならではの「東川写真コレクションコーナー」や「家具デザインアーカイブスコーナー」、「家具クラフトのショップ」もありました。
もし東川に住んだらここで仕事しそう〜
東川町文化ギャラリー
東川町文化ギャラリーでは、写真展や芸術文化作品が展示されています。
残念ながらまん防により町外の人は入れなかったので、エントランスまでしか入っていません。また改めて訪れたいと思います。
文化ギャラリーの入口に、BIGBOSSの氷像がありました。
東川町立東川小学校
学校敷地が約4ヘクタール。学校の周りに12ヘクタールの公園(人工芝のサッカー場・天然芝の軟式野球場・多目的芝生広場・1ヘクタールの体験水田・体験農園・果樹園)等が配置されてます。
「とんでもなく広大な小学校がある!」と、東川小学校の噂は以前からいろいろなところで耳にしていました。
実際に敷地を前にして、圧倒されました。この小学校が決め手で移住されたご家族もいると聞きました。
キャンモアスキービレッジ
私たちが訪れた2月は、ちょうどスキーシーズンの真っ只中。たくさんの人で賑わっていました。
リフト料金は、大人1回180 円、超早割シーズン券はなんと20,000 円。
シーズン券お得過ぎます‥!近くに住んだら毎日でも行ってしまいそう。
道の駅 ひがしかわ・道草館
道の駅には、東川町のインフォメーションコーナーや物産館、ソフトクリーム店が入っています。レンタサイクルもできるので、夏は自転車で町内を散策するのも気持ちよさそうです。
道の駅の隣にはモンベルもあり、大雪山国立公園の玄関口、アウトドアの町でもあるんだなと感じます。
その他
私たちが訪れたところ以外にも、施設やアウトドアスポットがたくさんあります。
いろいろな季節に足を運んで見ると、東川の町がより知れるのではないでしょうか?
役場の方におすすめされて、建設中の隈研吾さん設計のサテライトオフィスも見ました。私たちが訪れたときはまだ建設中でしたが、2022年9月には完成したようです。
東川町の生活用品店・お店
東川町は、各お店が十分に揃っています!
スーパー | 2店舗 |
コンビニ | 3店舗 |
ホームセンター | 1店舗 |
ドラッグストア | 1店舗 |
東川町中心地から車で25分ほどで旭川市街地に行けるので、生活には全く困りません。
美味しそうな飲食店や雑貨の自動販売機、家具店など、いろいろなお店にも会いました。見ているだけで楽しくなる町です。
また、東川町にはコワーキングスペースもあります。下記記事で詳しく紹介していますので気になる方はご覧ください!
2月の気候
私たちが訪問した2022年2月の東川町の気候についてです。年によって気候にも波がありますし、私たちの体感にはなりますが、参考にしていただければと思います!
2022年2月 | ・道路脇などは1m近くの雪の壁になっているところもある ・歩道も車道も除雪が行き届いているため、交通に困ることはない ・-20度近くになる日もあるが、耳と目と鼻、手足をしっかり防寒すれば平気 |
いかがでしょうか?
旭川周辺は北海道の中でも積雪が多いところだと聞いていて、警戒していたのですが…雪が多い地域だからこそ除雪のスピードも速く丁寧で、雪の多さは気になりませんでした。ちなみに、役場の方に確認したところ積雪は平年並みだそうです。
2021年12月〜2022年1月に過ごした長沼町は、異例の積雪ということもあってか除雪が間に合っておらず、道路がボコボコで見通しも悪く危険だったのですが、東川町あたりの地域はどこも美しい除雪でびっくりしました。
東川町の移住制度
それでは、東川町の移住制度を見ていきましょう!
移住相談
東川町は随時、移住相談を受け付けています。私たちは下記流れで申し込みしました!
- ネットで「東川町 移住相談」と検索
- 東川町役場HP内の移住体験住宅の窓口に移住相談受付の旨が記載
- メールで問い合わせる
- 後日担当者から返信があったので、日程調整し現地訪問!
私たちは、東川町役場に行って現地で移住相談を受けましたが、オンラインでも対応してくださると思います。移住相談の内容は人それぞれだと思いますが、たみのこ夫婦の移住相談の中身をお見せします!
- 役場の担当者さんから町の基本情報や移住に関する補助金の紹介
- 私たちが気になることを質問!
・東川町が最も力を入れていること
・役場が把握している道外からの移住者について
・気候について
・東川町の課題 - 約50分間の移住相談が終了
びっくりしたのが、美唄市役所の職員の方が派遣でいらしており、移住相談の対応もされていました。北海道の自治体同士の中でも東川は良い意味でぶっ飛んでいるらしく、職員さんが派遣されるほどなんですね。
移住の町として有名な東川町。積極的な移住施策や誘致に取り組んでいるのかと思いきや、「適疎な町づくり」としきりに仰っていました。そして年齢性別国籍に関係なく、東川を好きになってくれた人を誰でも受け入れたいという風土が感じられました。
私たちの東川町役場の印象は、民間っぽい、ベンチャーっぽい。様々な企業や有名人とサッと手を組んでプロジェクトを実行するスピードだったり、町を回す仕組みだったり、ベンチャー企業を感じさせます。お話に伺った際に、東川のラベル入りペットボトルを出してくださり、ふるさと納税返礼品のお水を紹介されるあたりも、他の自治体にはないものを感じました。
実際に、東川町にはいろいろな移住者がいます。私たちが実際にお会いしただけでも、2拠点されている方や、東京の会社に務められている方、移住体験中の方など様々でした。
多くの人が東川町に魅了されること、見て聞いて肌で感じて納得しました。
移住体験施設
東川町の移住体験住宅は、別荘タイプやアパートタイプなど様々な目的に合わせた住宅が用意されています。
東川町は非常に人気なので、移住体験施設もすぐに埋まってしまいます。早めに行動しないと移住体験がなかなかできなくなってしまいそうな点は要注意です。
移住体験施設が気になる方は、こちらのHPからご確認ください。
東川町のここがよかった!
実際に行って感じた東川町の良かったポイントは5つ!
- 役場の町づくりや関係人口増加に対する考え方が素敵。
- 美しい大雪連山を日常的に見ることができる。
- コワーキングスペース兼カフェがあるので、リモートワーカーにもおすすめ。移住者同士繋がる場にも。
- 北海道第2の都市、旭川市が隣にあるので移住して就職を考えてる人にはおすすめの立地。
- 東川から車で約13分の場所に旭川空港がある。冬の就航率も99.5%!
とにかく雄大な自然がすぐ近くにあり、登山やスキー、カヌーなどアウトドアが好きな人には最高の場所かもしれません。実際にアウトドア好きな方の移住も多いようです。
東川町のここが惜しい!
一方で、「ここが惜しい!」というポイントは3つあります!
- 移住者も多く、人の住むエリアは限られているため物件不足。理想の家探しには苦労しそう。
- 移住者が多い。
役場の担当者さん曰く、賃貸物件はほとんどないそう。土地を購入して家を建てる人も多いのだとか。もし賃貸を希望の場合は、気長に待つのがよさそうですね。
東川町はこの20年間で約2割も人口が増えているそうです。町は移住者だらけ。私たちが出会った移住者の方たちはみんな本当に面白くて居心地の良い方ばかりでした。ですが、移住者が多いので、移住者が少ない土地に行くのとはまた違っていると思います。良くも悪くも移住者が多いという点は移住するのであれば注意するところかなと感じます。
東川町を視察した感想
生活用品店も町内に十分にあり25分程度で旭川市にも出れるため、快適な生活環境なのではないかと思います。それでいて、大雪連山の雄大な景色もすぐ近く!
旭川空港が近いから、本州に実家がある人も利便性抜群!
私たちは2月という真冬に訪問したのですが、除雪もしっかりと入っていて、雪道の道路も走りづらくなかったです。
雪がなかった西日本出身の私たちでも、東川町の冬はやっていけそうだと思いました。
以上、東川町についての紹介でした!!