こんにちは!たみのこ夫婦です。
今回は、「糠平湖 冬のタウシュベツ橋ツアー」体験について!
- 糠平湖 冬のタウシュベツ橋ツアー内容が気になる人
- 参加して良かった点や注意点などツアーの感想を知りたい人
このような皆さまに向けた記事となっています!
私たちは、2021年12月から北海道内を数ヶ月単位で移り住む遊牧ライフを送っています。
そんな私たちが、上士幌町暮らし中に参加した、糠平湖 冬のタウシュベツ橋ツアー体験についてシェアします。
私たちは2022年12月〜2023年5月の間、糠平湖のある上士幌町で暮らしました。せっかく糠平湖の近くに住んでいるので、2月に糠平湖上横断ツアーに参加してきました♪ちなみに8月にもタウシュベツを見ています。
- 危険な湖上でもガイドさんがいると安心
- ガイドさんがタウシュベツ橋の歴史や糠平の動植物の生態についても解説してくれ勉強になる
- 湖上スノーシュー体験は他でもできるが、水位の変化や気候、橋の腐朽で、季節ごと1週間ごとに違う姿となるタウシュベツ橋がある糠平湖ならではの体験となる
※この記事は2023年2月時点の情報です。現在とは内容が異なることがありますこと、ご了承くださいませ。
予約〜当日までの流れ
まず、私たちが今回体験したプログラムはこちら!
私たちは、「湖上横断!タウシュベツ橋ツアー」を選びましたが、同じ糠平湖でも「きのこ氷探勝ツアー」や「アイスバブルツアー」もありました。
では、私たちの場合の予約から体験当日までの流れをざっくりとお伝えします。
- 水位の変化によりタウシュベツ橋の見え方や湖上の状態が毎日異なるので、日々SNSで確認
- ツアーを運営するひがし大雪自然ガイドセンターのHPで予約状況を確認して申込み
- ガイドセンターから申込受付のメール
- 当日、ひがし大雪自然ガイドセンターに集合
- ガイドさんからプログラムの説明と、服装チェック、スノーシュー着脱の練習
- ガイドさんの車に同乗して糠平湖駐車場へ移動
- いざスタート!
私たちはツアーを運行するひがし大雪自然ガイドセンターのHPから直接申込みましたが、北海道体験のHPなどいろいろな経由から申し込みは可能。今のところどの経由からでも現地精算(キャッシュ)だったので、どこから申し込んでも特に変わらないかな、ということで運営者HPから直接申し込みました。
私たちが日々追っていたタウシュベツ橋の見え方や糠平湖の様子は、下記SNSから収集していました。
- Twitter:ひがし大雪自然ガイドセンター
- Instagram:ひがし大雪自然ガイドセンター
1月初めからずっと情報をチェックしてはいたものの、気がついたら2月になっていて慌てて申し込みました。HPで予約状況を見ると、行きたい日が「要確認」になっていたためメールで問い合わせしたところ、すぐに予約できました。
それでは、いよいよツアーの様子についてお話していきます!
冬のタウシュベツ橋ツアー 当日
2月上旬、私たちはツアーに参加しました。ツアー当日の様子を順にお伝えしていきます。
私たちの持参物と服装
参考までに、私たちの当日の持参物と服装をご紹介します。
当日、私たちが所持した持ち物はこちら。
- お金:体験料金5000円/人は必須 ※現金のみ
- 水筒:歩くので飲み物も重要
- 撮影道具:カメラとスマホ
- カイロ:糠平湖は北海道の中でも気温が低いので持っておくと安心
これらをリュックに入れて行きました。
キャリーケースがある人でも、ガイドセンターで預かってくれていたのでご安心ください。
そして、私たちの服装はこんな感じ。
- くつ:妻は長靴、夫はスノーブーツ(無料で長靴レンタルがあるため、気にしなくてもOK)
- 上の服:一番下に吸汗速乾 通気性スポーツウェア、その上にスポーツ系パーカーを2枚、最後にジャンパー
- 下の服:スポーツ用レギンス、トレーニングウェア、撥水加工 パンツ
- 防寒具:耳あて/ニット帽、手袋
- サングラス:雪が反射してとっても眩しい、かつ、目を守るためにもあったほうがいい
ちなみに、この日(2月上旬)の最低気温は-16.6度、最高気温は-2.2度でした。
この気温を見て、「暖い!湖上は大丈夫かな」と思いました。
2月2週目あたりというのは、北海道の冬のちょうど折り返し地点の時期なんです。
私たちがツアーに参加した時期は、すでに真冬の気温のピークを超え、暖くなってくるタイミングでした。
1月の糠平湖では、最低気温が-26度になった日や最高気温が-14度台だった日もありました。
極寒の糠平湖が体感したい方やダイヤモンドダストが見たい方は、1月~2月1週目がおすすめだと思います。
ひがし大雪自然ガイドセンターまでの道のり
冬のひがし大雪自然ガイドセンターまでの道のりが気になる方もいるのではないかと思うので、私たちが通ったルートをご紹介します。
糠平湖は山奥にあるので、私たちも積雪状態は気になっていました。私たちが通った2023年2月上旬朝8時頃の積雪路面も参考にしていただければと思います!
私たちは、帯広方面から集合場所のひがし大雪自然ガイドセンターまで行きました。
上士幌町の中心地を抜け、糠平湖方面に向かうにつれ、山奥の中に入って行く感じになります。
道路脇に積雪はありますが、路面に雪は全くありません。道幅も広く、走りやすいです。
道中、糠平ダムや旧国鉄線路跡も見ました。山奥に入っても道路に雪はないので、ブラックアイスバーンに注意してゆっくり走行すれば問題ない路面です。
道なりもカーブや細い道、アップダウンはほとんどありません。注意するのはトンネルあたりぐらいかなと思います。
15分ほどで山道を抜けると、ぬかびら源泉郷に入ります。
このぬかびら源泉郷の中に、集合場所のひがし大雪自然ガイドセンターがあります。
↓ひがし大雪自然ガイドセンター
集合・説明
まず、ひがし大雪自然ガイドセンターの受付で参加料5,000円/人をお支払いします。
支払い方法は現金のみです。ぬかびら源泉郷にはコンビニがひとつもなく、センターの近場ではお金を下ろすことができないため、普段キャッシュレスの人は注意が必要です。
私たちの参加時は、ツアー定員15名に対し10名ほどの参加者でした。参加者は老若男女。道外から来ている方も多い印象でした。
参加者が全員揃ったところで、ツアーの説明と服装チェック、スノーシュー着脱の練習が行われました。
私たちは今回が3回目のスノーシュー。とはいえ約1年ぶりに履くので、練習タイムがあってよかったです。
スノーシューはいろいろな種類があり、留め方がものによって異なるため、くつによっては手こずることも…(^^;
車で糠平湖へ移動し、いざ出発!
スノーシュー着脱の練習を終えたら、ガイドさんの車で糠平湖駐車場まで移動。
駐車場で、先ほど練習した通りささっとスノーシューを履いて、いざ出発です。
駐車場からタウシュベツ橋まで片道約2km。糠平湖までの5~10分は林の中を歩きます。
道中は時々歩みを止め、ガイドさんが鹿の足跡や鳥、林の中を通っていた士幌線新線の廃線跡などについて教えてくれます。
林を抜けると目の前には糠平湖!(一面雪に覆われているので、湖というより雪原ですが)
遠くにポツンと目的地のタウシュベツ橋が見えます。
湖上は、ファットバイクやスノーモービルをやる人、他のツアーの人などで賑わっています。
遠くのほうにワカサギ釣りのテントもたくさん並んでいました。(今年は大量だそうです。)
湖上に出てからはわりと自由に歩かせてもらえました。
しかし、タウシュベツ橋は見えているのに一向に近づかない(笑)この湖上横断が長いんです。
天気が良いとニペソツ山やウペペサンケ山がも綺麗に見えます。
周りの景色を見ながら歩いていたら、あっという間にタウシュベツ橋が近づいていました!
タウシュベツ橋
タウシュベツ橋に到着してからは、約50分間の自由行動が開始。
1月下旬頃まではまだ水位が高く、橋は完全に埋まっていて見えていませんでした。
私たちが見たときは、高さは10mのうちちょうど半分くらいのお姿。それでもかなり見上げる形になります。
水位の変動であっという間に姿が変わるので、見たい姿がある方はガイドセンターが発信している日々のSNSで要チェックです!(このために私たちもずっとSNSを追っていました。)
タウシュベツ橋の周りをぐるっと一周。
ガイドさんが言っていた通り、危険な氷の割れ目がところどころに。落ちたら下半身はすっぽりはまりそう…
ガイドさんによると、この日の氷の厚さは約50cm以上、1日20cmずつ水位が下がっていっているそう。
どこから見ても見応えがあります。
高さ10mのうちの半分しか姿が見えていませんが、おかげで橋の上の朽ちていってる部分がよく見えました。
1週間違うだけで全く違う姿のタウシュベツが見れるのではないでしょうか。
きのこ氷・アイスバブル
タウシュベツの周囲をぐるっとしていると、遠くに「きのこ氷」を発見。
切り株の上に氷が乗っかってできる「きのこ氷」は、糠平湖名物のひとつ。
近づいて見ることにしました。
近づくと私の背丈より大きい。
糠平湖もうひとつの名物といえば、「アイスバブル」
湖底の落ち葉などから発生するガスが湖面にたどり着く前に水の中で凍ってしまう現象がアイスバブルです。
アイスバブルを見つけたくて、60cmほどの雪を掘ってみましたが、氷に雪がくっついていてわからず。
近くを歩いていたお二人連れの方が、地面の氷の割れ目から、ミニアイスバブルを見つけてきてくれました。
このミニアイスバブルが見れただけでも満足!
と思っていたら…
なんと、帰り道にアイスバブルを発見した人たちと遭遇。
ガイドさんが持参していたお湯をさっと氷に振りかけると、美しいアイスバブルが登場しました。
アイスバブルがあったときのためにお湯を用意しているガイドさん、さすが…!
ということで、冬の糠平湖2大名物の「きのこ氷」と「アイスバブル」、どちらも見ることができました。
冬のタウシュベツ橋ツアーの感想
私たちのツアーの感想を共有させていただきます!
- 陸上以外でのスノーシューは今回が初だったが、ガイドさんと一緒で安心して楽しめた
- 水位の変化や気候、橋の腐朽で、季節ごと1週間ごとに違う姿となるタウシュベツ橋は何度見ても飽きないが、冬のタウシュベツ橋は幻想的だった
- 湖上スノーシューツアーは他でもできるが、この体験はタウシュベツもある糠平湖ならでは
- 結果的に「きのこ氷」も「アイスバブル」も見れて、我ながらナイスタイミングに行った
夏と冬の全然違うたたずまいのタウシュベツ橋を見ると、もっといろいろな季節にも見に行きたくなります。
高さ10mの全貌が見えるときにも間近で橋を見てみたいですね。
私たちが感じた、冬のタウシュベツ橋ツアー「おすすめポイント&注意ポイント」はこちら!
- 危険な湖上でもガイドさんがいると安心
- ガイドさんがタウシュベツ橋の歴史や糠平の動植物の生態についても解説してくれ勉強になる、楽しい
- ガイドさんや他の参加者さんとも仲良くなれるかも?! 1人参加の人にもおすすめしたい
私たちのときの参加者は、1人か2~3人ずれでした。1人参加が不安な方も安心して参加してください♪
- 山林や丘と違って、湖上は湖に落ちる危険性もある (当然ながらガイドさんによく従うこと)
- 雲が多いと、視界はほぼ真っ白状態、周りの美しい山々は見えなくなる (天候ばっかりは運)
私たちが体験したときも、出発時は青空だったのですが、あっという間に雲量が多くなりニペソツ山やウペペサンケ山はどんどん見えなくなってしまいました。
ガイドさん曰く吹雪のときもあり、なんとも過酷な状況だそうです。でもそれはそれで楽しいツアーになりそう!
いかがでしたでしょうか?
ぜひオールシーズンのタウシュベツ橋を堪能してください♪