こんにちは!たみのこ夫婦です。
- 地方移住や田舎暮らしをしたいと考え始めている人
- お試し移住・移住体験という制度について興味がある人
私たちは2021年12月から「北海道お試し移住ライフ」と題して、北海道で暮らしています。
お試し移住ライフとは、「地方自治体が行うお試し移住・移住体験制度を用いて現地の暮らしを体験する生活」です。

私たちが勝手に名付けました(笑)
今回は私たちが利用する『お試し移住・移住体験制度』について、詳しく紹介していこうと思います!



この制度を使えば、移住前に気になる自治体の生活を実体験できるんです!



移住検討者必見ですよ!
- お試し移住・移住体験制度は「移住者の増加」を目的として実施している自治体の制度
- 制度や住宅設備、料金体系は自治体によって違う!よく確認して申し込もう!
- お試し移住・移住体験制度を活用して、移住を成功に近づけよう!
お試し移住・移住体験制度とは?


お試し移住・移住体験制度とはどういう制度なのでしょうか?
この制度の名称は町によって異なり、
- お試し移住
- お試し暮らし
- お試し住宅
- ちょっと暮らし
- 移住体験
- トライアルステイ
などという名称で運用されています。



名称が違うだけで基本的な中身は同じです。
さて、肝心の制度内容について、お話していきましょう!
お試し移住制度とは、一定期間自治体に実際に住んで生活してもらう制度になります。
自治体によって詳細は異なりますが、どの制度も以下を目的として運用されています。



それは『移住者の増加』です!
地方自治体の多くは人口減少という課題を抱えています。
お試し移住制度は、短い期間でも実際に自治体で暮らしてもらうことで、
- 実際に住んだ時のことを具体的にイメージしてもらう。
- 住むことでわかる自治体の魅力を知ってもらう。
- 現地の人と実際に交流して、移住前に親交を深めてもらう。
といったことを狙っています。
お試し移住住宅制度は、「移住者の増加」という問題を解決するための1つの施策として運用されているのです。
お試し移住のメリットとは?


移住者増加を目的に行われている移住体験制度。
それではお試し移住・移住体験制度を使うことは移住検討者にとって、どのようなメリットがあるのでしょうか?



ここでは実際に活用した経験から3つのメリットを紹介します!
3つのメリットとは、
- 住んだ時のイメージができる
- 移住への力の入れ具合など役場の雰囲気がわかる
- 移住者と交流できる可能性が高い
それぞれ解説します!
住んだ時のイメージができる
実際に住むことで、移住したときの生活イメージがより具体的にできるようになります!
インターネットやテレビなどで見聞きしただけでは、その自治体における生活のことは中々わかりません。



観光で行ったことがあっても、生活のイメージまではしにくいでしょう。
実際に現地で生活をすることでしかわからない情報を得ることができるのは、お試し移住・移住体験制度だけです。
移住への力の入れ具合など役場の雰囲気がわかる
お試し移住・移住体験制度を利用する際には、役場とやり取りをすることになります。
そのやり取りから、移住への力の入れ具合や対応の仕方などの役場の雰囲気を感じ取ることができることも1つのメリットです。
- 問い合わせに対する対応が速い
- 移住関連のWEBページがしっかりしている
- 問い合わせの際のオンライン面談での応対が積極的
など、その節々に移住への力の入れ具合を感じることができます。



ただ、これは実際にお試し移住をしなくても、移住相談等でも判断できます。



移住する際には、お試し移住はできなくても一度は自治体への移住相談を行うことがオススメです。
移住者と交流できる可能性が高い
お試し移住制度を利用することで、現地の移住者と交流できる可能性が高まります。



なぜなら「役場の人から紹介してもらえる可能性が高いから」です。
移住者とつながるメリットはいくつもあります。
- 現地の人とのつながりが生まれる
- 移住して良かった点や注意点を聞ける
- 現地の行くべき場所を紹介してもらえる
などです。
こういったメリットを得るためには、本来であれば移住者を探すところから始めて自分でアポ取りをしていかなくてはいけません。
Twitterや移住情報誌から移住者を探して、アポを取るという方法です。
しかし、この方法は結構大変ですし難易度が高いと感じる人もいるでしょう 。
ですが、役場を通すことで役場の人に紹介してもらえる場合があります。



役場の人に「こういう移住者の方いますか?紹介してほしいです」と伝えれば、つなげてもらえる可能性が高いです。



役場の人にとっても、移住者とつながってもらうことで移住の可能性が高まりますから、積極的に対応してもらえるはずです。
お試し移住を利用した際には、役場の人にお願いして、ぜひ移住者と会ってみてください!
お試し移住のデメリットとは?


メリットに続いて、デメリットも紹介します!



正直、かなりひねり出しました(笑)



実際に利用して感じたデメリットは2つです。
- お金がかかる
- 郵便物が受け取れない
それぞれ解説します。
お金がかかる
デメリットの1つ目が「お金がかかる」です。
お試し移住をしようと思うと、お金がかかってきます。
具体的には、
- 現地までの往復交通費
- 現地での移動手段となるレンタカー費用
- お試し移住住宅の利用料金
などが挙げられます。



お試し移住住宅の使用料金については後ほど詳しく解説します!
お試し移住住宅を借りて生活している期間は、本来の自分の家は使いませんので実質家賃も二重払いしているような状態です。
レンタカーは借りない、として費用を抑えることもできます。
しかし、田舎ではほとんどの場合、生活に車が必要になるためほぼ必須でしょう。
私たちはこれらの費用を最小限まで抑えて、お試し移住生活を送っています。



その方法については、また後日紹介しますね!
郵便物が受け取れない
2つ目のデメリットは「郵便物が受け取れない」ということです。
正確に言うと、転送不可の郵便物を受け取ることが難しくなります。
ですが、このデメリットには対処法が一応あります。
方法は2つ!
- 住所を実家に置き、実家の家族に対応してもらう
- 私書箱サービスを活用する



私たちは①の方法をとっています。



家族には感謝感謝です。現地の特産品を贈ります。
お試し移住住宅の設備や利用料は?





実際に使ってみよう!
と思った時に、気になるのがお試し移住で生活をする「住宅」と「費用」です!



実際に住む家が快適でないと住むのも嫌ですよね~



快適だけど、利用料金が高すぎるのも厳しい。。。
そこでここでは、各自治体が用意しているお試し移住体験住宅の設備や、気になる使用料金についてその概要を解説します!
お試し移住住宅の設備
まずはじめにお伝えしておくこととして、お試し移住体験住宅は自治体によって、その設備や形が大きく違います。



そのため、一概には「こう」と言えません。。。
ただし、多くの場合は以下のようになっています。
- 生活に必要な家具家電はおおよそ完備
- 寝具は持ち込みかレンタル
- 生活消耗品は各自用意
寝具のない家具備え付け住宅のような感じです。



寝具がないのは、宿泊業法等の関係と聞いたことがあります。(定かではありません……)
置いてある家具家電の新しさも自治体や住宅に依存します。
ただ、そこまで新しくないと思っておいた方が期待して損することがないのでおすすめです(笑)
お試し移住住宅の設備は、こちらで詳しく解説しております!





あわせてご覧ください!
また、お試し住宅の築年数といった新しさについては自治体によってまちまちです。
例えば、
- 築40年の戸建てをフルリフォームした住宅
- 築45年の 戸建て住宅(リフォームなし)
- 築30年の集合住宅
- 比較的新しいトレーラーハウス住宅
などがあります。



20以上の自治体のお試し住宅を調べた印象では、リフォーム物件が多いですね。



自治体によって、複数のタイプの物件を用意していることもあるので、気になる自治体はHPからぜひ調べてみてください。
お試し移住住宅の利用料
続いて、お試し移住住宅の利用料金についてのお話です!
ここも、自治体によってかなり違うところになりますので一概には言えません。
自治体によって異なるのが、
- 住宅利用料金
- 水道光熱費等が込みか否か
という点です。
詳しくは以下の記事で解説しておりますので、あわせてご覧くださいませ!


本記事では、ざっくりと解説しましょう!
住宅利用料金
住宅利用料金の幅は、月額の使用料で示すとざっくり「0円~20万円」になります。



ここでは20万円を上限にしてますが、もっと高いところもあるかもしれません。
かなり金額の幅が広いですが、様々な自治体の料金を見た感覚値としては、「6万円前後」で利用できる自治体が多いでしょう。
また、この金額は季節によっても変動します。
寒い地域だと、暖房代として1日500円程度が加算され、月額で15,000円程度高くなるところがあります。
水道光熱費等が込みか否か
自治体によって、水道光熱費等の扱いが異なります。
大きく分けて3パターン。
- 住宅利用料金には全て含まれていない
- 水道光熱費、灯油代、インターネット代等が全て住宅利用料金に含まれている
- 水道光熱費は含まれているが、灯油代やインターネット料金などは含まれていない
自治体によって、運用方法が違う部分です。
明記されていない場合もあるので役場の担当者にしっかり確認すると良いでしょう。



住宅利用料金が安くても、水道光熱費等によって結局それなりの値段がしてしまう可能性があります。



特に冬に寒い地域にお試し移住をしに行く場合には、水道光熱費、暖房代が全て含まれているかどうかによって費用が大きく変わるので、注意しましょう。
お試し移住をやっている自治体例


お試し移住・移住体験制度は日本全国いろんな自治体で行っています。
北は北海道から南は沖縄県まで!
かなり多くの自治体で行われていると思いますので、お試し移住をしてみたいと思った自治体があればぜひご自身で調べてみてください!



私たちが実際に利用した自治体に関しては別記事で紹介していきます!
移住前にお試し移住をして移住を成功に近づけよう!


今回は、お試し移住・移住体験制度の概要からメリット・デメリットまでを紹介しました!
移住を考えた時に多くの人が不安になることの1つが



本当にその地域で暮らすことができるかな
ということ。
この不安を解消する手段が「お試し移住・移住体験制度」です。



それなりのお金はかかってしまいますが、今後の人生を左右する大きな決断である移住を成功させるためには必要なことだと思います。
制度を有効活用して、新しい人生の選択をするための判断材料にしましょう!