こんにちは!たみのこ夫婦です。
今回の記事は北海道お試し移住ライフ3番目の滞在地「湧別町」でのお試し暮らしについて!
- 道東オホーツクエリア(サロマ湖周辺)への移住を考えていて、湧別町がどんな町か知りたい!
- 湧別町の移住制度・お試し移住制度について知りたい!
- 冬の湧別町に住んでみた感想が気になる!
このような皆さまに向けた記事となっています!
2021年12月から北海道お試し移住ライフに出た私たちの3番目の滞在地「湧別町」。
あっという間の1か月でした。正直まだまだ行きたいところがありました💦
本記事では、2022年2月28日から2022年3月31日までの1か月間の湧別町お試し移住ライフを終えた感想と、湧別町お試し移住制度の紹介をします!
- 道東オホーツクならではの動物(オオワシなど)や自然、漁業、酪農業の風景が楽しめる。
- 飲食店や生活用品店が少ないため、日頃の買い物も隣の市町に行く必要がある。
- 災害が少ない。積雪量も少ない。天災の少ない安全な地域!!
- お試し移住制度あり。関係人口創出に積極的な役場の方もいて、これからが楽しみな町。
湧別町の基本情報
住所 | 北海道紋別郡湧別町 |
町名の由来 | アイヌ語で「鮫(サメの意味で、ユペと発音)の住む川(ペツと発音)」の意味 |
人口 | 8,162人(2022年9月末現在) |
面積 | 505.79k㎡(2021年1月末現在) |
人口密度 | 16.74人/k㎡ |
隣接市町村 | 北見市、佐呂間町、遠軽町、紋別市 |
最寄りの空港 | オホーツク紋別空港 (湧別町から車で約30分) |
駅・バス | 駅なし、町営バス・民営バス |
道の駅の数 | 2つ |
平成21年の合併新法下において北海道唯一となる合併を果たしたのが湧別町です。
旧上湧別町と旧湧別町が合併して湧別町になっています。旧湧別町はオホーツク海側、旧上湧別町は内陸という場所関係。実際に訪れるとわかりやすいのですが、雰囲気もちょっと違う印象です。
湧別町はサロマ湖接している町です!私たちは知らなかったのですが、道民のイメージとしては「湧別町と言えばチューリップ」なのだそうです。前回のお試し移住地である美瑛町役場の方も、「湧別町と言えばチューリップ」と言っていました。
湧別町の施設
続いて、湧別町の町営施設を紹介します!
住んだら使うようになるかもしれない町の施設を実際に見に行くことは、移住体験でやるべき事の1つ。
私たちが実際に行ったところだけの紹介です!冬季は閉鎖していて見れない場所もあったので、違う季節にまた来たいと思ってます。
町の施設
私たちは以下の施設を実際に見てきました!
- 湧別町役場
- 湧別町立図書館
- 総合体育館
- 五鹿山スキー場
- 文化センターTOM
- 道の駅
それでは、それぞれの施設を紹介していきます!
湧別町役場
湧別町には、「上湧別庁舎」と「湧別庁舎」があります。平成21年に合併してできた町ならではで、どちらも同規模くらいの庁舎です。
課によって庁舎が異なるため、自分が用事がある課の庁舎をよく確認して行く必要があります。メインの庁舎は上湧別庁舎になっているようでした。
私たちも最初どちらが本庁舎かわからず迷いました(笑)移住体験住宅を利用する場合、入居日の契約は役場で行うので、そのときに視察できますよ。
暮らす上で、自分の地域がどんな行政かを知っておくのは大切です。私たちは、役場の雰囲気や対応、町の取り組み、町づくりに対する考え方などをしっかりと見るようにしています。
役場の中で、廊下をすれ違う職員さんの多くが気持ちの良い挨拶をしてくださったのが印象に残っています。
湧別町立図書館
湧別町には、「湧別図書館」と「中湧別図書館」があります。同じくらいの規模の図書館が町内に2つあるのは、これまた平成21年に合併してできた町ならではですね。
私たちは、定住後は図書館を日常的に利用することを想定しており、町の図書館の快適さも重視しています。
新書や蔵書数の多さももちろんありますが、2人ともリモートワーカーなので、仕事できる環境の図書館だといいなと思っています。
勉強ができるデスクもあり、住んだら活用しそうです。
総合体育館
たみのこ夫婦は筋トレに励んでいます。小さな町だと民間のジムはほとんどないので、公共のトレーニング施設を利用しています。公共のトレーニング施設は安いのも魅力。ということでトレーニング施設は実際に利用して確かめています。
湧別町には、「湧別総合体育館」と「中湧別総合体育館」があります。
どちらにもアリーナ、トレーニング室が入っていますが、プールと武道館が備わっているのは「湧別総合体育館」だけです。
個人利用料は、100円 (冬季は150円)です。シャワーはありませんが、100円で利用できるのはありがたいですね。
私たちが入居した体験住宅からは「湧別総合体育館」が徒歩圏だったので、湧別総合体育館を週2程度で利用しました。
シーズン券はかなりお得なので、湧別に暮らすなら筋トレはここですね!
トレーニング室の詳細はHPから確認できます。
トレーニング室はそんなに広くありませんが、筋トレのためのマシンやフリーウェイトも揃っていて設備は充実しています!
プールは夏季のみ利用可能です。冬季にプールを利用したいとなれば、隣の遠軽町にある「えんがる温水プール」を利用するのが良さそうです。ただ、湧別町と比べると利用料は480円とちょっとお高めです。
五鹿山(ごかざん)スキー場
北海道の多くの市町村にスキー場がありますが、湧別町にも町の中心地近くにスキー場があります。たみのこ夫婦は、定住したらウィンタースポーツをやりたいと思っているため、スキー場も見に行っています。
町の中心地から車で約5分!思い立ったらすぐ滑りに行けるのは雪国の町の特権ですね!
リフト料金は、大人1回券100円/ 1日券1,500円と低価格です!
ゲレンデコースは4コース、クロカンコースは3コースとあるので、初心者から上級者まで楽しめそうです。
オホーツク海がきれいに見えるそうです!一度ここで滑ってみたいですね。
文化センターTOM
旧中湧別駅の跡地に建設された文化センターです。大ホールをはじめ、漫画美術館や多数の会議室が入っています。中湧別図書館もこの文化センター内にあります。
湧別町で暮らす中で、どこまで利用することになるかはわかりませんが、私たちはたまたま文化センターTOMの会議室で移住者交流を行い利用させていただきました。
ロビーでちょっと仕事できるかも?と思ったので、もしかすると住んでいたらちょっと利用する場所にはなるかもしれません。
道の駅「愛ランド湧別」「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」
お試し暮らし中も、町の道の駅は日常的に利用する場所です。道の駅には、新鮮な野菜や特産品があったり、飲食店が入っていたり、情報収集ができたりするので、利用頻度も高くなる場所です。
さて、湧別町の道の駅はというと、2つあります。
サロマ湖沿いにある道の駅「愛ランド湧別」は、遊園地と公園が隣接しており、1日遊べるような場所です。ただ、私たちが訪れた3月は、遊園地も公園も冬季閉鎖をしており、かなり閑散としていました。
サロマ湖が一望できる観覧車は気になります。夏は賑わいそうですね!
町の中心地にある道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」は、その名の通り温泉です。レストランも入っており、私たちが訪れた平日のランチタイムは、混み合っていました。
また、道の駅に「上湧別百年記念公園」や「中湧別駅記念館」が併設されています。雪のない季節だと良い遊び場になりそうですね。
道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」の詳細は以下の記事で紹介しておりますので、併せてご覧くださいませ!
その他の施設
私たちが行ったところ以外にも以下のような施設がありました!
- かみゆうべつチューリップ公園
- パークゴルフ場
- スケートリンク
- ふるさと館JRY
- 郷土館
ふるさと館JRYに併設されているのが、有名な「かみゆうべつチューリップ公園」です。
私たちがお試し暮らしをしていたときは、かみゆうべつチューリップ公園はまだ一面雪に覆われていました。チューリップ祭りは改めて訪れたいと思います!
湧別町での生活
続いて、生活には欠かせない湧別町にある生活用品店やお店、ゴミ出し事情についてです!
湧別町の生活用品店
まずは生活用品店から!
スーパー | 2店舗 |
コンビニ | 7店舗 |
ホームセンター | 1店舗 |
ドラッグストア(薬局 除く) | 1店舗 |
書店 | 1店舗 |
町には2つのスーパーがあります。
- COTY mart:食品は一通りある。価格は若干高めな印象。
- A-COOP:最低限の食品は一通りある。魚介類の種類は豊富。価格は若干高めな印象。
正直、どちらのスーパーも小さめで品揃えは豊富ではありません。湧別町民の方6名程度にも普段使っているスーパーを聞いたところ、隣の遠軽町に買い物に行く、と言っていました。
実際、私たちも買い物は遠軽町内のスーパーに行くことにしました。ただ、慣れれば気にならないのかもしれませんが、遠軽町まで車で約30分あったので、買い物に行くのがちょっと億劫にはなりました。
スーパーのほか、湧別町には「オホーツク湧鮮館」という魚介類を購入できるお店があります。
私たちは、牡蠣、ホタテ、蟹をこちらで購入して海の幸を堪能しました。ここは本当にオススメの海鮮市場です!
湧別町のお店
たみのこ夫婦は、自炊が基本ですが、時々外食にも行きます。地域の特産品を楽しみたいのと、お店は地域の人や町の雰囲気を感じ取れる場所の一つでもあるからです。
では、私たちがお試し暮らし中に訪れたお店の一部を紹介します!
- 食事処ちゅーりっぷ (道の駅かみゆうべつ温泉チューリップの湯内のレストランです。)
- お食事処 リボン (体験住宅から徒歩圏内でした。)
- 麺屋 オホーツク (地元の方から美味しいと聞いて行きました。)
- 喫茶5DEER (お腹が空いたときに通りがかって駆け込みました。)
- Patisserie COMMENCE (Uターンされた方が開いたお店と知りお会いしに行きました。)
- 晴れカフェ (役場の方からヒアリングのご依頼があり、会場となった場所です。)
- 株式会社つらら (マツコの知らない世界で紹介された「オホーツクの塩ラーメン」を製造販売している会社。)
私たちが訪れたお店は多くないので、まだまだ素敵なお店はあると思います!
湧別町のゴミ出し方法
さて、生活する上で必ず発生するゴミ。そのゴミの出し方は地域でさまざまです。湧別町のゴミ出し方法について紹介します!
- ゴミの分別は大きく「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」「資源ゴミ」
- 「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」は、指定有料袋を使用(30ℓ1枚60円)
- その他のゴミは市販の透明袋に入れる
- 収集日の朝、指定のゴミステーションに出す
私たちが住んでいた地区では可燃ゴミの回収は週に2回、資源ゴミの回収は月に2回でした。
資源ゴミは、月に2回だと長いことゴミを溜めているように感じました…
湧別町のゴミ出しについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!
湧別町のお試し暮らし制度
湧別町のお試し暮らし制度は、
「湧別町で移住体験してみませんか!?」
と題して実施されています。
湧別町の場合、「北海道への移住に関心のある方」が対象になる制度です。
https://www.town.yubetsu.lg.jp/administration/life/detail.html?content=388
実際、私たちが申し込んだ際の規定は、
- 北海道への移住を検討している方。
- 使用期間は、原則1週間~3カ月以内。
というものでした。
他の自治体と比べ、細かい条件が明確に記されてはいませんでした。年齢や単身者でもOKなのか等は役場に確認する必要がありそうです。
お試し暮らし制度の利用手順
たみのこ夫婦の場合の湧別町のお試し暮らし制度の利用手順を紹介します!
- 役場の担当課に電話、仮予約
- 利用申請書・住民票の郵送
- 入居決定通知の受領
- 入居当日、役場で契約及び入居期間全額のお支払い
- 担当者が物件にご案内
という流れでした!
湧別町のお試し暮らし体験住宅紹介!!
湧別町は、2つの体験住宅を用意しています。オホーツク海に近い住宅と、町の中心地に近い内陸側の住宅があります。
ここでは、私たちが入居したオホーツク海に近い体験住宅を紹介します!
私たちが利用した際の利用料は、水道光熱費込みで1ヶ月60,000円。さて、気になる住宅の中は?
暮らすために必要な最低限の設備はすべて揃っているので、多くの人にとって暮らす上で問題はないでしょう。
気になる冬場の寒さについては、ストーブ一つで全く問題ありませんでした。
注意事項として挙げられるのは、
- お布団はレンタルor持込み
- WiFiの速度が遅いので、仕事内容にもよるが仕事に支障をきたす可能性もある
- 私たちが利用した3月は、わらじ虫の大量発生時期ということもあり毎日10~30匹のわらじ虫と戦った(笑)
湧別町の体験住宅が気になる方は、ぜひHPで詳細をチェックしてみてください。
湧別町でのお試し暮らしで印象に残っていること
それでは、お試し暮らしをした1ヶ月間でたみのこ夫婦が印象に残っていることをお話しします。
オオワシとの遭遇
湧別町で、人生で初めてオオワシを見ました。これはオホーツクの大自然に圧倒された出来事でした。
地元の方は、「よく飛んでるよ」と、遭遇してもびっくりされていないようでしたが、私たちには衝撃の出会いです。
町民(移住者)との意見交換
私たちは、お試し暮らし中に、移住された方とお会いしてお話しすることを大切にしています。
湧別町にIターン・Uターンされた方5名程度とお話ししました。湧別町がどんな町なのか、様々な意見を聞くことができ、参考になりました。
また、役場の方から「話しを聞きたい」と申し出があり、お話しをする機会もありました。
リモートワークやワーケーション、私たちの働き方や考え、町の施策などについてお話ししました。これからの湧別町について真剣に考えてらっしゃる方たちで、私たちの意見も参考にしたいとのことでした。
これからの湧別町がとても楽しみです。
地元アウトドアクラブに参加
役場の担当者さんに、「せっかくなので湧別町でアクティビティも楽しみたい!」と相談したところ、地元のアウトドアクラブを紹介していただき参加しました。
イベント内容は毎回異なるようですが、私たちが参加したときは「スノーシュートレッキング」でした。
この時の地元の方との交流や、オホーツク海の流氷は忘れることはないと思います。本当に貴重な体験をさせていただきました。
湧別町のここが良かった!
それでは、湧別町に住んでみて感じた良かったことをシェアします!
移住者目線で住んでみて良かったと感じたことは3つ!
- 魚介が豊富で美味しい!オホーツク海とサロマ湖に接する湧別町の特権!
- 災害も雪も少ない!そんな地域でオホーツクの大自然を感じながら生活できるのは魅力的
- 道路が広く真っ直ぐで車の運転がしやすい
それぞれお話していきましょう!
魚介が豊富で美味しい!
1つ目は「魚介が豊富で美味しい!」ことです。
オホーツク海とサロマ湖に接する湧別町に暮らすの特権ではないでしょうか。なんと、毎年6月には町内の全世帯にホタテの無料配布があるそうです。
ホタテの無料配布をしている町があるとは…びっくりです!
災害・雪が少ない
地元の方が口を揃えて「災害も雪も少ない」と言います。
災害が少ないことは、かなりPRポイントにされてました。実際に、地震や噴火、洪水、土砂災害など地元で何十年も暮らしている方も記憶にないそうです。
災害が少ないと聞くと安心して暮らせます。
実際に私たちが生活をした3月は、3月中旬あたりから道路の雪はなくなりました。(道路脇のスノーウォールはありますが。)
3月なのでピークを過ぎていたというのもありますが、他の地域に比べ確かに積雪量は少なく感じました。
ただ、海風が非常に強いです。積雪が少ないのも風の影響もあるのではないでしょうか。
風雪のときは厳しい土地に感じることもありますが、オホーツクの大自然を感じながら生活できることは魅力的ですね。
車の運転がしやすい
道路が広く真っ直ぐで車の運転がしやすい地域です!
特に冬は、道路脇に雪の壁ができて狭まるのですが、雪の壁があっても道路は十分広いです。
運転が苦手な私でも、「こんなに運転しやすい町あるかな?」と思ったくらい!
湧別町のここが惜しい!
続いて、湧別町に住んで感じた「ここが惜しい!」というポイントです!
- 大きなスーパーがなく、週に1回は隣の市町まで出る必要があり生活はちょっと不便
- WiFiがある場所が少ない、リモートワークできるお店なども見当たらない
2つの惜しいポイントがあります!それぞれ紹介します!
生活がちょっと不便
1つ目が「大きなスーパーがなく、週に1回は隣の市町まで出る必要があり生活はちょっと不便」です。
町内のスーパーでも一通りの食品は揃っていますが、品揃えや価格を考えると「隣の遠軽町や紋別市に行こう」となります。町民の方何名かともスーパーについてお話ししましたが、皆さん遠軽町のスーパーに買い物に行っているとのことでした。
湧別町から遠軽町まで車で約30分…ちょっと遠く感じてしまいました。
WiFiがある場所が少ない
2つ目が「WiFiがある場所が少ない」です。
私たちはリモートワーカーなので、施設やお店に入ると必ずWiFiの有無をチェックします。その調査の結果、湧別町の施設やお店にはWiFiが置かれているお店はありませんでした。
湧別町は、お店の数自体も少なめな印象です。
湧別町の次は美幌町に行きます
今回は、湧別町でのお試し移住体験記でした!
北海道お試し移住ライフ3番目の滞在地となった湧別町。お試し移住住宅に申し込む前は、名前も知らなければどこにあるかも知らない町でした。
湧別町でのお試し移住が終わった今は、
湧別町に来て、見て、感じることができて本当によかった!
と感じています。
北海道の大自然を改めて知ることができた地域でした。
趣味のカメラが捗る地でした。
湧別町でのお試し暮らしを終えたたみのこ夫婦。次は北見市の隣にある「美幌町」で暮らします。
それでは!次回のお試し移住体験記もお楽しみに♪